「ちゃんと作ったのに、なんだか惜しい」
家でパンを焼いていると、
そんな感覚になることはありませんか。


先日のおうちブーランジェ養成講座で、
生徒さんが焼いたパンについて、
こんな感想をいただきました。


作りやすかった。
でも、まだ伸びしろがある

今回のパンは
最終発酵が短く
具材を生地に混ぜ込んでから
成形・焼成するタイプ。


生徒さんからは、
「工程がシンプルで作りやすかった」
「形も断面もきれいにできた」
という声がありました。

ここ、すごく大事なポイントです。


おうちで焼くパンは、
・工程が多すぎない
・時間が読みやすい
・失敗しにくい
この条件を満たしていないと
続きません。

 

 

まずちゃんと形になる
その上で、次のステップを考える。


おうちブーランジェ養成講座では
この順番をとても大切にしています。


レーズンパンが苦手だった理由

 

そして、
もうひとつ印象的だった
感想がこちら。

「実はレーズンの入ったパンは
好きじゃなかったんです」


実は、私も同じです。
甘いだけ、重たいだけの
レーズンパンは、
正直あまり得意ではありません。

だからこのパンでは、
4種類のレーズンを使っています。

 

 

甘さだけで終わらせない設計

 

ポイントは、
甘さだけにしないこと。

・レーズンの種類を分ける
・酸味も一緒に入れる
・後味が残らない配合にする

こうすることで、
香りに奥行きが出て、
食べ終わりが軽くなります。


生徒さんが
「初めて美味しいと思った」
「また作りたい」
と言ってくれたのは、
ここが理由です。

 

 

気泡が出なかった理由は、失敗ではない

一方で、こんな言葉もありました。

「美香さんの動画みたいな
気泡は出ませんでした…」

これは、とてもよくあることです。
そして、失敗ではありません。


見るべきポイントは3つ

今回お伝えしたのは、次の点です。

  • 最終発酵をもう少し長くとること
  • クープをもう一段深く入れること
  • オーブンの火力の違いを考慮すること

ただし
クープを深くすると
表に出たレーズンが焦げやすくなる。
だから「深く入れればいい」
わけではありません。


ここで必要なのが、
なぜそうなるのかを理解すること


レシピ以上に大切なこと

パン作りは、
レシピ通りに作れば必ず同じに
なるものではありません。

・発酵の進み方
・具材の入り方
・オーブンの癖

条件が違えば、結果も変わります。

おうちブーランジェ養成講座では、
「焼いた結果を見て、次にどう直すか」
ここまで一緒に考えます。

だから、回を重ねるごとに
「なんとなく」から
「分かって作る」へ変わっていく。


家で焼くパンを、次の段階へ

もし、

  • 家でパンは焼いているけれど、自信が持てない
  • レシピ通りなのに安定しない
  • 自分のパンを言葉で説明できるようになりたい

そんな気持ちが少しでもあれば、
おうちブーランジェ養成講座
きっと役に立ちます。


講座の詳細こちらをご覧ください。




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「語れる」「伝えられる」ものへ。


その一歩を、一緒に進めたら嬉しいです。

 


 

 

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