焼き上がった瞬間、
思わず「かわいい…」と声が出てしまう。


本物のかぼちゃよりも愛らしく
そして食べると驚くほどやさしい味わい。
今回は、ルヴァンリキッドを使って作る
「かぼちゃのパン」を
生徒さんが焼かれたときの
エピソードをご紹介します。



形のいびつささえ、愛おしく感じるパン

 

「出来上がりの姿が、
何ともいえないほど可愛いです。
本物のカボチャ以上に美味しそうな姿に
惚れ惚れしてしまいます。


多少形がいびつでも、
それがかえって本物らしく感じられ、
つくっていても楽しいです。」


この感想を読んだとき、
私は心からうれしくなりました。
パン作りを教えていていつも思うのは、

“いびつさ”の中にこそ、
その人の手のぬくもりが宿る

ということ。
均一ではないふくらみや焼き色のムラ、
筋の入り方の違い――
それらはすべて、その人だけの個性です。

 

 

パン作りを結果だけでなく
「過程」として楽しむ。
それができている方のパンは、
どこか生き生きとして見えます。
この生徒さんの
かぼちゃパンもまさにそうでした。
中身が少し飛び出している姿さえ
心から可愛いと思えるほど。


ルヴァンリキッドで引き出す、素材の深み

このパンは、
ルヴァンリキッドで仕込む
高加水・低温長時間発酵の生地



時間をかけて発酵させることで
かぼちゃの自然な甘みや小麦の香りが
しっかりと引き立ちます。
翌日になってもしっとり
香ばしさが続くのが特徴です。


発酵を待つ静かな時間は
パンだけでなく自分の心を
整える時間にもなります。
焦らずに、ゆっくりと。
酵母の声を聴きながら生地を見守る。
そんな丁寧なプロセスこそが
パンを豊かにし
焼く人をやさしくしてくれるのだと思います。


アーティザンブレッド養成講座について

このかぼちゃのパンは
私のパン教室の中でも
人気のメニューのひとつです。


「アーティザンブレッド養成講座」では
ルヴァンリキッドを中心に据え
素材・発酵・香り・食感
すべてを大切にした
本格的なパン作りを学びます。


短時間で焼けるパンもいいけれど
時間をかけて育てたパンには
唯一無二の深みがあります。
パン作りをもっと“自分らしい時間”
として楽しみたい方にこそ
ぜひ体験してほしい講座です。

 

 

講座の詳細や募集情報は、
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よかったら登録しておいてくださいね。





おわりに

パン作りは、日常の中に
小さな幸せを見つける行為。
焼き上がる香りに包まれる時間が
きっとあなたの心をやわらかくしてくれます。
これからも、そんな
「パンと心がふくらむ時間」を
一緒に楽しんでいけたらうれしいです。

 

 

 

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